Kilalinのサイクルブログ

女性サイクリストに役に立つ情報を発信したいと思います

勝手に命名!富士山ブルベpart1

 先日3月12日にオダックス近畿主催の「BRM312 近畿200km秋葉原(裏)湖畔巡り熱海」に参加してきました。

 スタートは東京秋葉原。新幹線輪行で現地入り。ゴールは熱海、現地で一泊して新幹線で翌日帰る日程を組みました。東京五輪のコースを走れるとあり、早めに仕事の都合もつけました。

 200kmとはいえ、獲得標高は4000mを超える山岳ブルベ。もはや未知の領域ではなくなった獲得4000m。コースも魅力的、絶対に行きたい!

 さて、機材選択。山岳なので天候の変更、登ったら下らないといけないダウンヒル問題。登りだけならリムブレーキ、下りの状況によってはディスク、長距離の疲労感を軽くするならクロモリ。直前に乗り比べ、リムブレーキアルミホイールに変更したmy ターマックで行くことを決意。天気も良さそうである。アルミホイールならバンバンブレーキかけても大丈夫でしょう、、、、、。しかし、最近Di2の調子が悪い。変速できるから大丈夫か、、、、。

 出発当日、念のため一番コンパクトで自分でも自信のある「縦型輪行」を久しぶりにシミュレーション。自転車を玄関に置いてっと、うん?リア変速がおかしい。輪行練習でハンドル切った時に電線切ったかな?そういや、リア変速の信号がサイコンに反映されていなかったな〜今から原因検索無理〜〜!

 こんなことで楽しみにしていたブルベを諦めたくない!2番手で候補にあがってた、グラベルバイク なんだけどロードっぽい軽い走りが持ち味のサーベロのAsperoで行くことを決意。ブルベに必須の装備を手早く付け替え。輪行袋もディスク用に、シューズもオフロード用に変更!さあ、新大阪へレッツゴー!

 ちなみにAsperoはグループセットがGRXのためスピードは出ないけど、ギアが軽いので登坂に強い印象がある。また、種々の事情で偶然リアタイヤスリックタイヤ25C(ロード用のタイヤ)を履かせており、フロントタイヤはグラベルキングSS32Cなんだけど、まあ舗装路もいけそう、荒れた道があっても大丈夫、特に下りは安心感ありそうなので期待大。

 コロナで控えていた公共交通機関での長距離移動。東京に行くのも久しぶりです。

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東京駅にて、完全におのぼりさんです。前回来たのはいつだったか?もしかして何年か前の東京マラソンだったか?

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皇居外苑。以前出張で皇居ランした時は夜だったので、明るい時間帯は新鮮。

 翌日、本番は5時スタート。起床は遅くても3時半なので、早めに寝る準備。予想気温が高い。直前に用意していたジャージよりも薄手で、移動時に来ていたsportfulのジャージに変更。土地勘がなく、特に山中湖周辺の寒さが予想できないので、念のため薄手のネックウオーマーと軽めのレインジャケットは持って行くことにする。

 

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午前4時半過ぎ、秋葉原駅にて

 集合場所に行くと、参加者が集まり始めていた。「女性の参加者いてよかった」と話しかけてくれた方がいらっしゃり、私もちょっと安心感。聞くところによるとこのブルベの主催者は女性、え?そこにピンヒール履いて立っている方?。なるほど体も細くて登坂に強そうだけど、オフバイクだと女性らしさ満開で、普段からスニーカーの自分を反省、、、、。ブリーフィングで注意点を確認。箱根から熱海の下りを十分注意してくださいと。

 さてスタートして、皇居、警視庁前、国会議事堂を通り過ぎて行く。スタート時に声をかけたおじさま2人組に守られながらCP1へ。東京の道は走り慣れていないので、こうやってパックで走るとストレス軽減、リスク軽減。世田谷を抜けて、首都中心部から郊外へ抜けて行く。多摩川で日の出を迎える。

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主催の予想通り、多摩川で日の出。この日もっとも気温の低い時間帯を迎える。この後尾根幹へ。

 東京オリンピックプロトンが駆け抜けた「尾根幹」へ。関西人の私は初めてです。アップダウンのルートでトレーニングによく使われるとか。単独なら33km地点ぐらいでトイレ休憩を入れるつもりでしたが、運よく護衛のように前後を走ってくれるおじさまと62.6km地点のCP1まで頑張る!

 相模湖を超えてやって来たCP1。お手洗い、補給を手早く済ませます。レシート取得も忘れてはいけない。ここはホットコーヒーのみにして、手持ちの補給食を消化して軽量化?(質量保存の法則ではイコール?)します。ここからはアップダウンしかないルートへ。ここまでは準備運動のようなもの。

 この先のアップダウンで護衛のおじさま2人組とは離れ、単独で「道志みち」を目指します!途中、スタッフの人が写真を撮ってくれていました。同様に登坂しているサイクリストとも会話をかわし、「熱海まで行く」と行ったら驚いていました。

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青野から道志みちに合流。最初はダウンヒルからスタート。

 道志みちはどこがスタートか分かりませんが、40キロ以上あると言われる山中湖に続くみち。40kmもひたすら登るなんて、と思っていましたが、アップダウンを繰り返す登り基調の道なんですね〜。グーグルで確認していた道志村役場などを早々に通り過ぎ、道の駅も特に寄る必要なく通り過ぎました。

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景色は期待できないと聞いていましたが、時々富士山がチラ見できテンションが上がりました!

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道志村にて。道志川に沿って道があります。バイクツーリングの人も多し。周辺にはキャンプ場も点在しています。自販機もたくさんありました。饅頭のお店などチェックしていましたが、通過時刻が早くまだ開店していませんでした。

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東京オリンピックの標。

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最後の山伏峠はしんどかった。山肌には雪が残っていました。山伏トンネルを抜けると富士山がとても綺麗に見えました。

 山伏トンネルを抜けると山中湖です。下り基調で富士山が綺麗に見えます。オートバイの人たちもたくさんいて、同じ気持ちで富士山を見ていたと思います。が、誰も写真ストップしていません。この先にもっといいところあるのかなと思いながら、今日2つ目のチェックポイントへ。

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CP2からみた富士山。主催がオススメのハンバーガー屋さんはまだ空いていませんでした。距離は100kmを超えましたが、この時点の獲得標高は予定の半分にも満たず。補給はおにぎり2個、オレンジジュース。

 本番はここからといったところ。三国峠まで軽く登った後の下りが心配です。山の斜面が北斜面のため残雪や雪解け水で路面が荒れている可能性があるのです。

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三国峠に向かう途中、振り返って富士山を望む

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見晴台にて。富士山と山中湖とAspero

 三国峠を越え、ダウンヒルに入ります。確かに雪解け水が道を濡らし、水しぶきがサングラスに飛んで来ます。無理はブレーキングはせず、無理なハンドリングはせず。心配していた最初のくだりは終わりました。しばし、平坦基調です。次は大きなボス。神奈川県屈指のゲキサカという大野山に向かいます。

 

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大野山にはメインルートではなく、西側の林道からアプローチします。車は少なくて自転車には好条件です。

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途中、キレイに富士山が見えました。ここはまだ序の口。サイコンの斜度表示は確認していませんが、この後膝に悪い勾配が続きます。途中くだりがありますが、騙されてはいけない。

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大野山のphotoチェック。この後、せっかくなので自転車を押して頂上へ。

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頂上にはハイカーさんが大勢ピクニック。そしてハッと息を飲むような絶景が広がっていました。主催の言う通り登って来てよかった!!

この後、慎重に大野山のメインルートを下って、去年開通したはこね金太郎ラインに向かいます。あと60kmを切りましたが、まだまだのぼりが残っています。

この日は暑く、ボトルの水も少なめ。150km地点のコンビニで補給します。ちなみに人工甘味料などが苦手なので、夏は炭酸水をよく飲みます。時々泡がシュワーっと来てむせることありますけど(笑。そしてこの日、初炭酸水補給。

 「金太郎!待ってろよ!」

 ということで、今日はここまで。まだ続くよ!

 以上、勝手に命名!富士山ブルベpart1でした。 次回は残り50kmね!